ノーリファラとは?
ノーリファラ(No Referer)とは、HTTPリクエストの中に含まれる「Referer(リファラ)」という情報の欠如を指します。リファラとは、ユーザーが現在閲覧しているウェブページに訪れる前に、どのようなページを閲覧していたかを示す情報です。
たとえば、Googleで検索した結果からあるページにアクセスした場合、そのページにアクセスする前に訪れたGoogleのページがリファラとなります。しかし、リファラ情報を含まないでアクセスされた場合、「ノーリファラ」の状態になります。
ノーリファラの状態は、主に以下の2つの場合に起こります。
- HTTPSサイトから、HTTPサイトにアクセスされた場合
- JavaScriptを使用して、サイト内のページを別タブで開いた場合
ノーリファラの基本概念
ノーリファラの状態は、Webアナリティクスにとって問題となることがあります。リファラ情報を収集することで、どのページからユーザーが訪れてきたのかを把握し、マーケティング戦略に役立てることができます。しかし、ノーリファラの場合、どのページから訪れてきたのかを判別することができません。
また、ノーリファラの状態で「外部サイトからのアクセス数」や「内部サイト内のページ間の流入数」を把握することもできません。これにより、正確なトラフィック解析ができず、不正アクセスやブラックリスト関連の調査などにも影響を及ぼすことがあります。
まとめ
ノーリファラとは、HTTPリクエストの中に含まれるリファラ情報が欠如した状態を指します。ノーリファラの状態が発生すると、ユーザーがどのページから訪れてきたのかを把握できなくなり、正確なトラフィック解析ができなくなります。Webマーケティングやセキュリティ対策においては、ノーリファラの発生に注意が必要です。
参考記事
合わせて読みたい
【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版