奇数パリティ(odd parity)とは?データ転送時のエラー検出手法

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奇数パリティ(odd parity)とは?

奇数パリティとは、データ転送時に誤りが発生しないようにするためのエラー検出手法の一つです。この手法は、送信データのビット列に1を数えて、その結果が奇数になるように調整することで実現されます。

例えば、データ転送の際に「1101」のデータを送信する場合、奇数パリティを用いると「11011」というデータが送信されます。この場合、送信データの1の数が奇数になるように「1」が追加されたため、誤りが発生した場合には必ず検出することができます。

奇数パリティの具体例

奇数パリティは、コンピュータネットワークや通信プロトコルなどの分野で広く用いられています。例えば、イーサネットというネットワーク規格では、データフレームの末尾に1バイトのパリティビットを付加しているため、送信データが正しく受信されたかどうかを確認することができます。

また、USBやRS-232などのシリアル通信インターフェースでも、奇数パリティが用いられています。RS-232では、パリティビットの代わりにチェックサムというエラー検出手法が用いられている場合もありますが、奇数パリティが使われることもよくあります。

まとめ

奇数パリティは、データ転送時のエラー検出手法の一つであり、送信データのビット列に1を数えて、その結果が奇数になるように調整することで実現されます。コンピュータネットワークや通信プロトコルなどの分野で広く用いられており、データフレームの末尾にパリティビットを付加する方法が一般的です。

参考記事

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