パケットフィルタリングとは?ネットワークセキュリティの基本概念をわかりやすく解説

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パケットフィルタリングとは?ネットワークセキュリティの基本概念をわかりやすく解説

パケットフィルタリングとは?

パケットフィルタリングとは、ネットワーク上を流れるパケットをフィルタリングして、不正なパケットをブロックする技術のことを指します。つまり、不正なパケットをブロックすることで、ネットワークのセキュリティを向上させることができるのです。

パケットフィルタリングの仕組み

パケットフィルタリングは、パケットのヘッダ情報を解析して、送信元IPアドレスや送信元ポート番号などの情報を基に、許可された通信だけを許可し、それ以外の通信を遮断するという仕組みで動作します。

具体的には、パケットフィルタリングは以下の手順で行われます。

1. パケットの送信元IPアドレスを調べる
2. 設定されたルールに従って、送信元IPアドレスの通信を許可するか遮断するかを判断する
3. パケットの送信元ポート番号を調べる
4. 設定されたルールに従って、送信元ポート番号の通信を許可するか遮断するかを判断する
5. パケットの送信先IPアドレスを調べる
6. 設定されたルールに従って、送信先IPアドレスの通信を許可するか遮断するかを判断する
7. パケットの送信先ポート番号を調べる
8. 設定されたルールに従って、送信先ポート番号の通信を許可するか遮断するかを判断する

このようにして、パケットフィルタリングは不正なパケットを遮断しつつ、正常な通信を許可することが可能になっています。

パケットフィルタリングの欠点

一方で、パケットフィルタリングには欠点もあります。例えば、パケットフィルタリングでは、パケットのヘッダ情報のみを解析しているため、一部の不正な通信を検知できないことがあります。

また、パケットフィルタリングは、セキュリティ設定が間違っている場合、誤って正常な通信を遮断してしまうこともあります。そのため、パケットフィルタリングを導入する場合は、適切に設定することが大切です。

まとめ

パケットフィルタリングは、ネットワークのセキュリティを向上させるために欠かせない技術の一つです。しかし、その導入には、適切な設定や管理が必要であり、不備があるとセキュリティ上のリスクになることもあるため、慎重に導入する必要があります。

参考記事

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