ポリモーフィズムとは?多相性の基本概念を解説
プログラミングにおいて「ポリモーフィズム」とは、同じコードを用いて、異なるデータ型に対応できる機能のことを指します。つまり、同じメソッドを使って、異なるオブジェクトに対して異なる結果を返すことができるようになるわけです。
ポリモーフィズムの種類
ポリモーフィズムには、大きく分けて2種類あります。
- 静的ポリモーフィズム: コンパイル時に決定されるポリモーフィズム。つまり、関数のオーバーロードやテンプレート関数などがこれにあたります。
- 動的ポリモーフィズム: 実行時に決定されるポリモーフィズム。つまり、仮想関数やインターフェースを使ったポリモーフィズムです。
ポリモーフィズムの利点
ポリモーフィズムを使うことで、以下のような利点があります。
- 保守性が高くなる: 新しいデータ型を追加する場合、既存のコードの変更が必要なく、簡単に追加することができます。
- 拡張性が高くなる: 新しいメソッドを追加する場合、既存のコードに影響を与えることなく、簡単に追加することができます。
- コードの再利用性が高くなる: 同じコードを使って、異なるデータ型に対応できるため、コードの再利用性が高くなります。
ポリモーフィズムを使う際の注意点
ポリモーフィズムを使う際には、以下のような注意点があります。
- オーバーヘッドが発生する可能性がある: 動的ポリモーフィズムを使った場合、オーバーヘッドが発生する可能性があります。つまり、実行速度が遅くなる可能性があるということです。
- 設計が重要: ポリモーフィズムを使う場合、設計が重要です。つまり、適切なクラスの設計やインターフェースの設計が必要であり、それができていないと、コードが複雑化する可能性があります。
以上が、ポリモーフィズムとは?多相性の基本概念を解説した記事でした。プログラマにとっては必須の概念であるため、しっかりと理解し、適切に活用していきましょう。
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