ポータブルネットワークグラフィックス(PNG)とは?画像フォーマットの基本概念をわかりやすく解説

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ポータブルネットワークグラフィックス(PNG)とは?画像フォーマットの基本概念をわかりやすく解説

PNGとは?

PNGは、グラフィックデータを高品質に圧縮することができる画像フォーマットのひとつです。1996年に登場したPNGは、GIFに代わる新たな標準として登場し、現在でもWebサイトやアプリケーションで広く利用されています。

PNGの特徴

PNGは、いくつかの特徴があります。まず一つ目は、透過性をサポートしていることです。GIFにも透過性はありますが、色数に制限があるため、PNGに比べて使い勝手が制限されます。

二つ目は、圧縮方法が非可逆圧縮であるという点です。非可逆圧縮は、画像を元の状態に戻すことができないため、JPEGのような可逆圧縮に比べて高品質な画像を保持しやすいという利点があります。

三つ目は、完全な色深度をサポートしていることです。これは、24ビットのフルカラー画像や8ビットのグレースケール画像を扱うことができるということで、色の表現に多様性を持たせることができます。

PNGの欠点

PNGにも欠点があります。まず一つ目は、ファイルサイズが大きくなりがちであることです。GIFと比べて、PNGは非可逆圧縮のため、同じ画像でもファイルサイズが大きくなる傾向があります。

二つ目は、アニメーションに対応していないことです。GIFにはアニメーション機能があるため、動きのある画像には向いていますが、PNGにはこの機能はありません。

まとめ

PNGは、高品質な画像を扱うことができる画像フォーマットで、透過性や完全な色深度をサポートしています。ただし、ファイルサイズが大きくなりがちなことやアニメーション機能がないことが欠点として挙げられます。Webサイトやアプリケーションの画像を扱う上で、使い分けることが大切です。

参考記事

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