PUE Power Usage Effectivenessとは?
PUEとは「Power Usage Effectiveness」の略で、データセンターのエネルギー効率を測定する際に用いられる基本概念です。データセンターは膨大な量の電力を消費しますが、その消費電力に対してどれだけの効率で処理を行っているかを測定することができます。
PUEは、データセンター全体の消費電力を用いて、処理するために必要とされる電力量を割ることで算出します。PUEが1.0に近いほど、より効率的に運用されていることを示します。
PUE測定の方法
PUEを正確に測定するためには、以下のような手順を踏む必要があります。
1. データセンター全体の消費電力を測定します。
2. 通常稼働時のデータセンターの消費電力を測定します。
3. 通常稼働時のデータセンターの消費電力から、不要な消費電力(空調など)を引いた値を求めます。
4. 通常稼働時において、データセンターが処理するために必要とされる電力を測定します。
上記の手順で、PUEを算出することができます。PUEが1.0に近いほど、エネルギーの使い方が効率的であることを示します。
PUEを用いた効率的なデータセンターの運用
PUEを測定することによって、データセンターのエネルギー効率を把握することができます。これを踏まえて、効率的な運用を行うことができます。
例えば、PUEが高い場合は、空調の運用方法やハードウェアの選定を見直すことで、効率的な運用が可能になる場合があります。また、データセンターの稼働時間帯や規模に応じた最適な運用方法を検討することも重要です。
まとめ
PUEは、データセンターのエネルギー効率を測定するための基本概念であり、効率的な運用に必要不可欠な概念です。PUEを正確に測定し、適切な運用方法を検討することで、データセンターのエネルギー消費量を削減することができます。
参考記事
合わせて読みたい
【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版