RAID 10 (RAID 1+0)とは?データ保護と高速性能の基本概念を丁寧に解説してみた

Explanation of IT Terms

RAID 10とは?

RAID 10は、RAID 1+0とも呼ばれ、複数のディスクを組み合わせて、データの高速性能と保護を提供するRAIDの1つです。RAID 1+0は、RAID 1とRAID 0を組み合わせたもので、RAID 1でのディスクミラーリングとRAID 0でのストライピングを同時に行います。つまり、RAID 10は、4つ以上のディスクを2つずつミラーリングし、そのミラーリングされたディスク同士をストライピングすることで、高速かつ冗長なデータ保護を実現するRAIDの構成です。

データ保護

RAID 10は、サーバーの故障やディスクの故障に対する冗長性を提供することができます。RAID 10の場合、1つのディスクに障害が発生しても、そのディスクをミラーリングしているディスクが代替となり、システムの障害を最小限に抑えることができます。また、RAID 10は、RAID 5のようにパリティ情報を使用しないため、RAID 5で発生する書き込み性能の問題を回避することができます。

高速性能

RAID 10は、ストライピングとディスクミラーリングを組み合わせた構成のため、RAID 0と同等の高速性能を提供することができます。つまり、RAID 10は、RAID 1のディスクミラーリングによる冗長性を維持しながら、RAID 0と同等の高速性能を実現することができます。また、RAID 10は、RAID 5のようにパリティ情報を使用しないため、RAID 5で発生する読み込み性能の問題を回避することができます。

まとめ

RAID 10は、データ保護と高速性能を両立することができるRAIDの構成です。4つ以上のディスクを2つずつミラーリングし、そのミラーリングされたディスク同士をストライピングすることで、高速かつ冗長なデータ保護を実現することができます。また、RAID 10は、パリティ情報を使用しないため、RAID 5で発生する性能の問題を回避することができます。RAID 10は、データの安全性と高速性を求めるサーバーにとって、理想的なRAIDの構成の1つです。

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