REST (Representational State Transfer)とは?Web開発の基本概念をわかりやすく解説

Explanation of IT Terms

RESTとは?

REST(Representational State Transfer)とは、Web開発の基本概念の一つで、分散システムにおけるコンピュータ間通信のために設計されたアーキテクチャスタイルです。 RESTは、リソースを一意に識別するURI(Uniform Resource Identifier)を使用し、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)を通じてリソースを操作する方法を提供します。RESTは、WebアプリケーションやWebサービスの設計の基本的なパターンを提供し、Web開発者にとって重要な概念です。

RESTの基本概念

RESTには、以下のような基本概念があります。

リソース

RESTにおいて、リソースはURIによって一意に識別されるものです。例えば、ユーザーアカウントや記事などがリソースとなります。

HTTPメソッド

HTTPメソッドは、リソースに対して行われる操作を表します。代表的なHTTPメソッドは、以下の通りです。

– GET:リソースの取得
– POST:リソースの作成
– PUT:リソースの更新
– DELETE:リソースの削除

ステートレス

RESTはステートレスであるという特徴があります。つまり、HTTPリクエストに必要な情報は、すべてリクエスト自体に含まれているため、サーバー側で状態を保持する必要がありません。

RESTの利点

RESTは、以下のような利点があります。

拡張性

RESTは、リソースのURIを使用するため、新しいリソースを追加することが簡単で、既存のリソースを変更することも容易です。

柔軟性

RESTは、異なるプログラム言語やプラットフォームでの実装が可能であり、柔軟性に優れています。

性能

RESTは、HTTPを使用するため、軽量で高速な通信が可能です。

まとめ

RESTは、Web開発における基本概念であり、WebアプリケーションやWebサービスの設計に欠かせないものです。リソースの一意な識別と、HTTPメソッドを使用したリソースの操作により、柔軟性や拡張性に優れたWebアプリケーションやWebサービスを構築することができます。

参考記事

参考サイト

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