「再送制御 (retransmission control)」とは? – ネットワーク通信において、再送処理を制御する方法について解説

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再送制御とは?

再送制御 (retransmission control) とは、ネットワーク通信において、パケットの損失や遅延が起きた場合に再送処理を制御する方法のことを指します。再送制御を行うことで、ネットワーク通信の信頼性を向上させることができます。

再送制御の種類

再送制御にはいくつかの種類があります。代表的なものは以下の通りです。

1. 絶対タイムアウト再送制御

絶対タイムアウト再送制御は、パケットの送信から一定時間が経過した場合に再送信を行う方法です。タイムアウト時間を決定することは重要で、短すぎると余分な再送信が発生し、長すぎると通信の効率が悪化します。

2. 自己相関再送制御

自己相関再送制御は、前回のパケット送信からの時間差を見て、再送信を行うかどうかを決定する方法です。通信回線の混雑により、パケットの送信間隔が一定でない場合に有効です。

3. 信号量再送制御

信号量再送制御は、受信側から受信成功の信号を送ることで、送信側がパケットの再送信を行うかどうかを判断する方法です。TCP通信における「ACK」パケットがこれにあたります。

まとめ

再送制御は、ネットワーク通信の信頼性を向上させるための重要な技術です。再送処理を行うタイミングや方法にはいくつかの種類があります。適切な再送制御の手法を選択することで、効率的なネットワーク通信を実現しましょう。

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