リトライとは？
リトライ(retry)とは、コンピュータの通信や処理などでエラーが発生した場合に、再度同じ処理を繰り返すことを指します。リトライは、通信エラーやサーバーの不調など、ネットワーク上で起こりがちな問題に対処するために、広く使われています。
リトライの仕組み
リトライは、主に以下のような仕組みによって実現されます。
- タイムアウト機能の利用
- バックオフアルゴリズムの採用
タイムアウト機能とは、処理が終了するまでの時間を指定し、その時間内に処理が完了しなければ、一定時間待ってから再度処理を行う仕組みです。バックオフアルゴリズムとは、一定時間待った後に処理を行う際に待ち時間を2倍にするなど、待ち時間を徐々に増やしていくことで、ネットワークの混雑緩和を図る仕組みです。
リトライのメリット
リトライを使うことによって、ネットワーク上で発生するエラーに対して、スムーズに対処できるようになります。また、リトライを実施することで、コンピュータの処理負荷が安定し、ユーザーがストレスなくサービスを利用できるようになります。
リトライの注意点
リトライは便利な機能ですが、過剰なリトライはネットワーク上でのトラフィック増加やサーバーへの負荷増加を引き起こし、その結果、ネットワーク全体の機能不全を引き起こす可能性があります。また、リトライを実施する際は、該当のエラーが一時的なものであることが前提となります。問題が永続的なものである場合は、その原因を解決する必要があります。
以上が、リトライとその仕組み、メリット、注意点についての解説です。リトライは、ネットワーク上でのエラー対策として欠かせない基本的な機能であるため、理解しておくことが重要です。
参考記事
合わせて読みたい
【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版