RIR(Regional Internet Registry)とは?インターネットアドレス管理の基本概念を解説

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RIR(Regional Internet Registry)とは?インターネットアドレス管理の基本概念を解説

インターネットを利用する上で欠かせないのがIPアドレスですが、そのIPアドレスを管理する組織がRIR(Regional Internet Registry)です。RIRは地域ごとに担当するIPアドレスの範囲を管理し、各地域に配布します。今回は、RIRについて解説していきます。

RIRの役割

RIRが担うのは、IPアドレスの配布と管理です。インターネットに接続された各デバイスはIPアドレスを持っていますが、そのIPアドレスが重複しないように管理するために、RIRが範囲を決定し、必要なIPアドレスを配布します。また、新しいIPアドレスの追加や既存のアドレスの割り当て変更などもRIRが行います。

RIRの種類

RIRは、ARIN(American Registry for Internet Numbers)、RIPE NCC(Reseaux IP Europeens Network Coordination Centre)、APNIC(Asia-Pacific Network Information Centre)、LACNIC(Latin America and Caribbean Network Information Centre)、AfriNIC(African Network Information Centre)の5つが存在します。それぞれ担当する地域が異なりますが、協力してIPアドレスの管理を行っています。

RIRの取得方法

IPアドレスを取得するには、ISP(Internet Service Provider)の申請を通じてRIRから取得する必要があります。同時に、必要なドメイン名も申請し、DNSの設定を行う必要があります。取得には手続きや手数料が必要となるため、個人でIPアドレスを取得することはできません。

まとめ

インターネットを利用する際に欠かせないIPアドレスの管理を行う組織がRIRです。各地域に担当範囲があり、IPアドレスの配布などを行っています。IPアドレスの取得は、ISPの申請を通じて行われます。

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