2次ブートローダ(Secondary Boot Loader)とは?コンピュータ起動プロセスの基本概念を詳しく解説

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2次ブートローダ(Secondary Boot Loader)とは?

2次ブートローダ(Secondary Boot Loader)とは、コンピュータの起動プロセスにおいて、最初に実行されるプログラムであり、オペレーティングシステム(OS)の起動に必要な初期化を行います。

通常、コンピュータは電源を投入すると、最初にBIOS(Basic Input/Output System)が起動します。BIOSは、ハードウェアの初期設定やPOST(Power-On Self-Test)と呼ばれる自己診断などを行い、OSを読み込むためのブートローダを起動します。

しかし、BIOS自体がOSを読み込むためのブートローダを持っていない場合や、セキュリティのためにブートローダを分割する必要がある場合には、2次ブートローダが必要になります。

コンピュータ起動プロセスの基本概念

コンピュータの起動プロセスは、以下のように構成されています。

1. 電源投入
2. BIOS起動
3. ハードウェア初期設定、POST
4. ブートローダ起動
5. 2次ブートローダ起動(必要な場合)
6. OS起動
7. アプリケーション起動

以上のプロセスを順に説明します。

2. BIOS起動
コンピュータの電源が投入されると、BIOSが最初に起動します。BIOSは、ハードウェアの初期設定やPOSTと呼ばれる自己診断を実行し、ブートローダを起動します。

4. ブートローダ起動
ブートローダは、OSを読み込むためのプログラムであり、BIOSが起動した時点で自動的に実行されます。

5. 2次ブートローダ起動
BIOSがブートローダを持たない場合や、セキュリティ上の理由でブートローダを分割する場合には、2次ブートローダが必要になります。2次ブートローダは、ブートローダの一部として実行され、必要に応じて追加の初期化を実行します。

6. OS起動
ブートローダがOSを読み込んだら、OSが起動します。OSは、ハードウェアやアプリケーションの制御を行い、ユーザーがコンピュータを利用するための基本環境を提供します。

7. アプリケーション起動
OSが起動したら、ユーザーがアプリケーションを起動することができます。

以上が、コンピュータの起動プロセスの基本概念です。2次ブートローダは、BIOSがブートローダを持たない場合や、セキュリティ上の理由でブートローダを分割する場合に必要となるプログラムです。

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