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セッションハイジャックとは?Webセキュリティの基本概念について解説する
セッションハイジャックとは?
セッションハイジャックとは、Webセッションの際に不正にアクセスされ、情報を盗まれることを指します。不正なユーザーが、本来ならば正当なユーザーのみアクセスできるはずの情報を盗み出すことが可能になります。
セッションハイジャックの方法
セッションハイジャックの攻撃手法はさまざまですが、一般的には以下のような方法が知られています。
- クッキーの盗み出し:HTTPクッキーは、Webサイトとユーザーのブラウザ間で認証情報を共有するために利用されます。不正なユーザーがHTTPクッキーを盗み出すことによって、正当なユーザーになりすまして情報を取得することができます。
- セッションIDの推測:WebサイトでセッションIDを利用している場合、不正なユーザーは一定時間内に何度もサイトにアクセスすることで、正当なユーザーのセッションIDを推測することができます。
- 中間者攻撃:不正なユーザーが、Webサイトとユーザーの間に入りこみ、通信内容を盗み出すことで、情報を取得することができます。
セッションハイジャックを防ぐための方法
セッションハイジャックを防ぐためには、以下のような方法が考えられます。
- HTTPSの利用:HTTPSは、通信内容を暗号化することで、情報を盗み出すことを難しくします。
- クッキーのセキュア属性の設定:クッキーのセキュア属性を設定することで、HTTPS通信のみでのクッキー送信を強制することができます。
- セッションIDの再発行:一定時間ごとにセッションIDを再発行することで、推測攻撃を無力化することができます。
以上が、セッションハイジャックとは、その攻撃方法、そして防ぐ方法についての解説です。Webセキュリティを意識したWeb開発を行う際には、この知識が必要不可欠です。
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