SLAACとは?IPv6の基本概念:Stateless Address Autoconfigurationの解説と活用方法

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SLAACとは?IPv6の基本概念:Stateless Address Autoconfigurationの解説と活用方法

SLAACとは?

SLAAC(Stateless Address Autoconfiguration)は、IPv6のネットワークアドレスを自動的に構成するためのプロトコルです。IPv4ではDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を使ってネットワークアドレスを設定する必要がありましたが、IPv6ではSLAACによって自動的にアドレスを構成することができます。

IPv6の基本概念

IPv6は、IPv4の後継プロトコルとして開発されました。IPv4では、32ビットのアドレスを使ってネットワーク上の機器を識別していましたが、IPv6では128ビットのアドレスを使うことによって、アドレスの枯渇問題を解決することができました。

IPv6アドレスは、8つの16進数で構成されており、それぞれの数字はコロン(:)で区切られています。例えば、fe80::1は、IPv6のリンクローカルアドレスの一つです。

SLAACの活用方法

SLAACによって自動的にアドレスを構成するには、ルーターがRA(Router Advertisement)メッセージを送信する必要があります。このメッセージには、ネットワークアドレスのプレフィックスや有効期限などが含まれています。

SLAACを使うことによって、手動でアドレスを設定する手間を省くことができます。また、変更があった場合にも、自動的にアドレスが更新されるため、管理が簡単になります。

さらに、SLAACによって割り当てられたIPv6アドレスは、IPv6ノード間の通信に必要なマルチキャストアドレスやネットワークプレフィックスの情報も含まれているため、通信の効率もよくなります。

まとめ

SLAACは、IPv6の自動アドレス構成のためのプロトコルであり、手動でアドレスを設定する手間を省くことができます。ルーターから送信されるRAメッセージによってアドレスのプレフィックスや有効期限などが設定され、自動的にアドレスが更新されるため、管理が簡単になります。IPv6ノード間の通信に必要な情報も含まれているため、通信の効率もよくなります。

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