「SLO」とは? – サービスレベルの目標について解説

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「SLO」とは? – サービスレベルの目標について解説

SLOとは「Service Level Objective」の略語であり、日本語では「サービスレベル目標」と訳されます。SLOは、サービス提供者が顧客に提供するサービス品質のレベルを定量化したものであり、サービス品質の向上を目的として設定されます。

SLOは、どのような指標を用いてサービス品質を測定するかによって分類されます。代表的なSLOには、以下のようなものがあります。

1. レスポンス時間

顧客からの要求に対するサービス提供者のレスポンスタイムを測定するSLOです。例えば、Webサイトの場合、ページが読み込まれるまでの時間がレスポンスタイムになります。

2. アップタイム

サービス提供者が提供するサービスの稼働時間を測定するSLOです。例えば、Webサイトの場合、24時間中、何時間稼働していたかを測定します。

3. エラー率

サービス提供者が提供するサービスに発生したエラーの率を測定するSLOです。例えば、Webサイトの場合、ページが正しく表示されなかった回数を測定します。

サービス提供者は、顧客に提供するサービス品質の要件に合わせて、適切なSLOを設定する必要があります。また、SLOを達成するためには、サービス提供者は適切なリソースを割り当て、改善プロセスを導入する必要があります。

SLOの設定と達成は、サービス提供者だけでなく、顧客にもメリットがあります。サービス提供者は、改善することでより高品質なサービスを提供し、顧客はより信頼性の高いサービスを受け取ることができます。

以上が「SLO」とは何か、サービスレベル目標についての概要です。SLOの重要性は今後ますます高まっていくことが予想されますので、サービス提供者は積極的にSLOの設定と達成に取り組むことが求められます。

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