SPDYとは?ウェブ高速化の基本概念とその実用性を詳しく解説

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SPDYとは?

SPDY(スピーディ)は、ウェブ高速化のためのプロトコルで、Googleが開発し、2012年に公開されました。世界中の多くの大手ウェブサイトでも採用されています。SPDYは、HTTPの代替プロトコルで、ウェブページの読み込み速度を飛躍的に向上させることができます。

SPDYの基本概念とは?

SPDYは、TCP(Transmission Control Protocol)を使ってウェブページを転送する際、多くの改善点を実現するプロトコルです。SPDYは、以下のような特徴を持っています。

  • 多重化 – ウェブページを複数のストリームに分割し、同時に転送することができます。
  • ヘッダー圧縮 – HTTPリクエストとレスポンスのヘッダーを圧縮することで、通信量を削減します。
  • サーバープッシュ – クライアントのリクエストに対して、サーバーが事前に必要な資源をプッシュすることで、ページ読み込み時間を短縮します。

SPDYの実用性

SPDYは、Googleなど多くのウェブサイトに採用され、その効果は明らかになっています。例えば、Googleはウェブページの読み込み速度が2倍に向上したと発表しており、FacebookもSPDYを使用することでページの読み込み速度が40%改善されたとの報告があります。

SPDYは、HTTP/2として標準化され、現在では多くのブラウザがサポートしています。Webサイトの速度を向上させたい場合は、SPDYを導入することを検討することをおすすめします。

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