スタッキング(stacking)とは? – ネットワーク用語

Explanation of IT Terms

スタッキング(stacking)とは?

基本的な定義

スタッキング(stacking)とは、2つ以上のネットワークスイッチを1つの単一の論理デバイスとして扱うテクノロジーです。スタッキングにより、高速かつ高可用性のネットワークを構築することができます。

スタッキングのメリット

スタッキングを使用する主な理由は、以下の3つのメリットがあります。

1. ハイパフォーマンス:スタッキングにより、スイッチ同士が高速で接続されるため、高速かつ信頼性の高いネットワークを構築できます。

2. 一元管理:スタッキングにより、複数のスイッチを管理する必要がなく、1つの論理デバイスとして管理できます。これにより、管理オーバーヘッドを削減し、管理負荷を軽減することができます。

3. リソース共有:スタッキングにより、スイッチ同士のリソースを共有できます。例えば、複数のスイッチのポートを束ねて1つのリンクとして使用することができます。これにより、帯域幅の増加や、フェールオーバーの実現などが可能になります。

スタッキングの種類

スタッキングには2つの種類があります。

1. 物理スタッキング:物理スタッキングとは、専用のケーブルを使用して、2つ以上のスイッチを直接接続する方法です。専用のケーブルが必要なため、スタッキングの距離は制限されます。

2. 論理スタッキング:論理スタッキングとは、スイッチ同士を通常のネットワークケーブルで接続し、スタッキングを実現する方法です。物理スタッキングと比較して、スタッキングの距離が制限されないため、より柔軟なネットワーク構成が可能です。

まとめ

スタッキングは、高速で高可用性のネットワークを構築するための重要なテクノロジーです。スタッキングにより、一元管理、リソース共有、さらには冗長性の確保が可能になります。物理スタッキングと論理スタッキングの2つの方法がありますが、使用する環境や要件に合わせて適切なスタッキング方法を選択する必要があります。

参考記事

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