ステートメントカバレッジ(命令網羅)とは? – ソフトウェアテスト用語

Explanation of IT Terms

ステートメントカバレッジとは? – ソフトウェアテスト用語

ソフトウェアテストにおいて、ステートメントカバレッジとは、プログラムのすべてのステートメント(文)が、実行されているか否かを測定する指標の一つです。

プログラムのステートメントは、if文やfor文、while文などの条件分岐や、関数の実行など、プログラム上で実行される個々の命令を指します。つまり、ステートメントカバレッジは、テストで実行されたステートメントの割合を示しており、テストの網羅性を測る指標として使用されます。

ステートメントカバレッジが重要な理由

ステートメントカバレッジは、プログラムの品質を測定するうえで非常に重要な役割を担っています。ステートメントカバレッジが高いほど、プログラムのバグが発見される可能性が高くなります。また、ステートメントカバレッジが低い場合、プログラムの不具合が残っている可能性が高いため、品質管理上危険な状態と言えます。

ステートメントカバレッジを高めるためには、テストケースを増やしたり、条件分岐を網羅的にテストするなど、テストの網羅的な設計が必要不可欠です。プログラムの品質向上を目指す際には、ステートメントカバレッジを高めることが重要になります。

ステートメントカバレッジを測定する方法

ステートメントカバレッジを測定する方法には、カバレッジツールを使用する方法があります。カバレッジツールは、プログラムの実行ログを解析し、どのステートメントが実行されたかを記録します。そのため、テストを実施した後にカバレッジツールを使用することで、ステートメントカバレッジを算出することができます。

ただし、カバレッジツールを使用する場合でも、全てのステートメントを網羅的にテストすることは困難です。そのため、テストの設計を網羅的に行い、可能な限りステートメントカバレッジを高めるように設計することが大切です。

まとめ

ステートメントカバレッジは、プログラムの品質向上を測定するために非常に重要な役割を担っています。ステートメントカバレッジが高いほど、プログラムの品質が高いと言えます。そのため、テストの網羅性を高め、ステートメントカバレッジを高める努力をすることが求められます。

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