ステルスモード(SSIDステルス)とは? – ネットワークセキュリティ用語

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SSIDステルスとは?

SSIDステルスは、Wi-FiアクセスポイントのSSID(サービスセット識別子)を隠すことで、あたかもアクセスポイントが存在しないかのように見せかける技術です。SSIDが隠された状態では、一般的なWi-Fiデバイスからの検出ができなくなり、不正アクセスやハッキングを防止することができます。

SSIDステルスのメリット

SSIDステルスのメリットは、セキュリティ強化にあります。一般的に、SSIDが公開されている状態では、誰でもそのWi-Fiアクセスポイントに接続することができます。しかし、SSIDが隠された場合、特定の人以外はアクセスすることができなくなるため、不正アクセスやハッキングを防ぐことができるのです。

また、SSIDが隠された状態であれば、Wi-Fiアクセスポイントが存在しないかのように見せかけることができ、不正アクセスを試みる攻撃者が混乱する可能性もあります。

SSIDステルスのデメリット

一方で、SSIDステルスにはいくつかのデメリットもあります。まず、SSIDが隠されている場合、Wi-Fiデバイスがアクセスポイントを検出できなくなるため、接続がうまくいかないことがあります。また、SSIDが隠されているため、新しいデバイスを接続する場合には、SSIDを手動で入力する必要があります。これは手間がかかる上、入力ミスが起きてしまう可能性もあるため、管理者側の負担が増えることになります。

SSIDステルスの設定方法

SSIDステルスの設定方法は、Wi-Fiルーターごとに異なりますが、一般的には管理画面から設定することができます。設定方法は以下の通りです。

  • 1. ブラウザでWi-Fiルーターの管理画面にアクセスする。
  • 2. 「Wi-Fi設定」または「無線LAN設定」といった項目を選択する。
  • 3. 「SSIDの表示」や「Broadcast SSID」といった項目がある場合、チェックを外す。
  • 4. 設定を保存する。

以上のように設定することで、SSIDステルスが有効になります。

まとめ

SSIDステルスは、Wi-FiアクセスポイントのSSIDを隠すことで、不正アクセスやハッキングを防止するための技術です。しかし、接続がうまくいかないことがあったり、手動で入力する必要があるため、設定には注意が必要です。

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