STPケーブル シールド付き対線とは?ネットワーク配線の基本概念をわかりやすく解説

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STPケーブル シールド付き対線とは?ネットワーク配線の基本概念をわかりやすく解説

STPケーブルとは?

STPケーブルとは、Shielded Twisted Pair Cableの略で、日本語ではシールド付き対線ケーブルと呼ばれます。このケーブルは、ネットワーク配線に使用される一般的なケーブルであり、信号の劣化を防ぐためにシールド(金属の被覆)が付いています。

対線とは?

ネットワーク配線に使われるケーブルの中には、「対線」と呼ばれるものがあります。対線とは、2本のワイヤーがらみあって一本となっているケーブルのことで、信号の干渉を避けるために使用されます。対線は、一般的にはUTP(Unshielded Twisted Pair Cable)と呼ばれており、STPケーブルよりも安価な代わりに、信号の影響を受けやすいという欠点があります。

STPケーブルの特徴

STPケーブルは、UTPケーブルと比較して、信号の劣化を防ぐためにシールドが付いていることが特徴です。このシールドは、ノイズや電磁波から信号を守るために使われます。また、STPケーブルは、高速通信や長距離通信にも適しています。

STPケーブルの欠点

STPケーブルは、UTPケーブルよりも高価であり、取り扱いがやや複雑であるという欠点があります。また、シールドの効果がないとき(例えば、シールドの切れ目がある場合など)には、UTPケーブルよりも影響を受けやすいという点も注意が必要です。

STPケーブルの使用例

STPケーブルは、一般的には、高速で安定した通信を必要とする場合に使用されます。例えば、企業や学校などの大規模なネットワークには、STPケーブルが使用されることが多いです。また、セキュリティが重要なシステムや、医療機器などにも使用されます。

まとめ

STPケーブル シールド付き対線は、ネットワーク配線において高速で安定した通信を得るために使われるケーブルです。シールドの効果によって、ノイズや電磁波から信号を守ることができます。ただし、UTPケーブルよりも高価で取り扱いがやや複雑であり、シールドの効果がない場合にはUTPケーブルよりも影響を受けやすいという点にも注意が必要です。

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