TBW (Total Bytes Written)とは?ストレージ寿命の基本概念を詳しく解説

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TBW (Total Bytes Written)とは?

TBW (Total Bytes Written)は、SSD (Solid State Drive)やNAND型フラッシュメモリなどのストレージデバイスの寿命を測る重要な指標のひとつです。TBWは、寿命の限界値に達するまでに書き込み可能な合計データ量を表します。

具体的には、1TBのSSDでTBWが600TBとされている場合、600TBのデータを書き込むことができます。この数字に到達すると、ストレージデバイスは使用できなくなります。

TBWの計算方法

TBWを計算するためには、ストレージデバイスの容量 (C)と、その寿命を表す書き込み完了回数 (P)が必要です。TBWは以下の式で求めることができます。

TBW = C x P

たとえば、256GBのストレージデバイスが2000回の書き込み完了回数を持つ場合、TBWは以下のように計算できます。

TBW = 256GB x 2000 = 512,000GB = 500TB

ストレージデバイスの寿命を延ばす方法

ストレージデバイスの寿命は、書き込み回数に比例して減少します。そのため、ストレージデバイスの寿命を延ばすためには、以下の方法が有効です。

1. キャッシュの設定を見直す
ストレージデバイスには、一時的にデータを格納するキャッシュがあります。このキャッシュの設定を見直すことで、書き込み回数を減らすことができます。

2. 不要なファイルを削除する
不要なファイルを削除することで、ストレージデバイスの使用頻度を減らすことができます。これにより、書き込み回数を減らすことができます。

3. TRIMを有効にする
TRIMは、SSDの性能を維持するための機能で、不要なデータを削除することができます。TRIMを有効にすることで、書き込み回数を減らすことができます。

まとめ

TBWは、ストレージデバイスの寿命を測る重要な指標のひとつです。ストレージデバイスの寿命を延ばすためには、キャッシュの設定を見直し、不要なファイルを削除し、TRIMを有効にすることが有効です。以上の方法を実践することで、ストレージデバイスの寿命を延ばすことができます。

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