基本挿入法(挿入ソート)とは?整列済み部分に要素を適切な位置に挿入するソートアルゴリズム
プログラム開発において、ソートアルゴリズムは重要な役割を果たします。その中でも、基本挿入法(挿入ソート)は、初心者から上級者まで幅広く使用される、非常に基本的なソートアルゴリズムです。挿入ソートは、整列済み部分に要素を適切な位置に挿入することで、配列を昇順にソートするアルゴリズムです。
挿入ソートのアルゴリズムの流れ
挿入ソートのアルゴリズムの流れは、以下の通りです。
- 配列の先頭の要素を整列済み部分として、残りの要素を未整列部分とします。
- 未整列部分の先頭要素を、整列済み部分の適切な位置に挿入します。
- 未整列部分がなくなるまで、2の処理を繰り返します。
挿入ソートは、要素数が少ない場合には高速なソートアルゴリズムとなりますが、要素数が多くなると比較的遅いアルゴリズムとなるため、大規模なデータソートには適していません。
挿入ソートの実装例
挿入ソートの実装例を紹介します。
“`python
def insertion_sort(array):
for i in range(1, len(array)):
key = array[i]
j = i – 1
while j >= 0 and array[j] > key:
array[j+1] = array[j]
j -= 1
array[j+1] = key
return array
“`
この実装例では、for文を用いて配列を操作しています。また、while文で整列済み部分に要素を挿入する処理を行っています。挿入ソートのアルゴリズムの流れを忠実に再現していることがわかります。
以上が、基本挿入法(挿入ソート)についての解説記事です。挿入ソートは、初心者にも理解しやすく、プログラム開発において非常に基本的なアルゴリズムです。ぜひ、実装してみてください。
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