コールドスタンバイとコールドスペアの違いとは?
はじめに
ITの世界において、システムの信頼性や可用性を確保するためには、バックアップ機能が必須です。その中でもよく使われるのがコールドスタンバイとコールドスペアですが、この2つの用語には何が違うのでしょうか?本記事ではその違いについて詳しく解説します。
コールドスタンバイとは?
コールドスタンバイは、バックアップシステムの一つで、本来のシステムと同じ構成で構築されたシステムです。しかし、起動されず常に待機状態にあり、本来のシステムが故障した場合にのみ、使用されます。つまり、常に電源が切られた状態で、必要な時に電源を投入して本来のシステムと差し替えて使用されるバックアップシステムとなります。
コールドスペアとは?
一方、コールドスペアは、常に電源が投入されており、本来のシステムと同じ構成で構築されたシステムです。プライマリーシステムが故障した場合に、手動または自動的にコールドスペアが起動され、本来のシステムと差し替えて使用されます。つまり、常に電源が投入され、必要に応じて起動されるバックアップシステムとなります。
どちらを選ぶべきか
コールドスタンバイとコールドスペア、どちらが良いかは用途や状況によって異なります。コールドスタンバイは、発生する故障の影響を最小限に抑えたい場合に適しています。一方で、コールドスペアは手動または自動で起動するため、本来のシステムが停止することなく、システムの可用性を強化することができます。
まとめ
以上、コールドスタンバイとコールドスペアの違いについて解説してきました。バックアップシステムの選択肢として、どちらが適切かは用途によって異なりますが、それぞれの特徴を理解し、最適な選択をすることが重要です。
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