倍精度浮動小数点数型とは? コンピュータ数値表現の基本概念を分かりやすく解説
倍精度浮動小数点数型とは、コンピュータにおいて実数を扱うための一種類のデータ型です。このデータ型は、倍精度浮動小数点数とも呼ばれ、64ビット(8バイト)のデータ幅を持ちます。倍精度浮動小数点数型は、単精度浮動小数点数型(32ビット)よりも精度が高く、更に範囲も大きく扱えるため、科学技術計算や金融取引など、高い精度が求められる分野において広く用いられています。
浮動小数点数は、整数とは異なり、少数を扱うために使われます。しかし、コンピュータにおいては、有限のビット幅しか持たないため、有限桁数で表現されます。このため、誤差が発生する可能性があります。倍精度浮動小数点数型は、精度を増すことで、誤差を減らすことができます。
コンピュータ数値表現の基本概念
コンピュータにおいて数値を表現する方法には、整数に対しては「2進数表現」が、実数に対しては「浮動小数点数表現」が用いられます。
- 2進数表現:2進数を用いて数値を表現する方法。例えば、10進数表現の「123」は、2進数表現では「1111011」となる。
- 浮動小数点数表現:仮数部と指数部から成る表現方法。仮数部は、実数の小数部分を2進数に変換して表現した数値で、指数部は、2進数で表現した浮動小数点の位置を表す数値である。例えば、10進数表現の「123.45」は、倍精度浮動小数点数型であれば、仮数部が「1111011.0111001100110011001100110011001100110011001100110011」、指数部が「10000010」で表現される。
以上のように、コンピュータにおける数値表現は、2進数を用いた表現が基礎になっており、浮動小数点数表現においては、仮数部と指数部を組み合わせることで実数を表現しています。
以上が、「倍精度浮動小数点数型とは? コンピュータ数値表現の基本概念を分かりやすく解説」というタイトルの記事における基本的な解説です。理解に苦しむ箇所がある場合は、遠慮なくコメントや質問欄からご相談ください。
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