IDL Interface Definition Languageとは?
IDLとは、Interface Definition Language(インターフェース定義言語)の略称であり、ソフトウェア開発において利用される基本概念のひとつです。IDLは、コンピュータ同士の通信を行うためのインターフェースの定義や、プログラミング言語の間の橋渡しをするための仕組みとして利用されます。
IDLは、あるプログラムが別のプログラムに対して提供するインターフェースの詳細を記述するために使用されます。これは、プログラマが異なるプログラミング言語を使用している場合でも、プログラム間の通信を可能にするための標準化された手段を提供します。IDLでは、メソッド、引数、戻り値などの情報が定義されます。
IDLは、CORBA(Common Object Request Broker Architecture)などのオブジェクト指向分散システムで広く使用されています。ただし、IDL自体が標準化されているわけではなく、製品ごとに独自のIDLが使用される場合もあります。
ソフトウェア開発におけるIDLの重要性
IDLは、ソフトウェア開発において重要な役割を担っています。なぜなら、複数のプログラミング言語を使用している場合、プログラミング言語ごとに異なるインターフェースが定義されるため、それぞれの言語で記述されたプログラムが互いに通信することができません。IDLを利用することで、異なるプログラム間でインターフェースを共有することができるため、プログラムの相互運用性を高めることができます。
また、IDLは、複数のプログラマーが協調して開発する場合にも役立ちます。IDLを使用することで、プログラムのインターフェースが定義されたドキュメントを作成することができ、このドキュメントを参照することで、開発者はプログラムを開発する際に必要な情報を把握することができます。
まとめ
IDLは、ソフトウェア開発において重要な概念であり、異なるプログラム間の相互運用性を高めるために使用されます。IDLは、インターフェースの定義や、異なるプログラミング言語間の橋渡しをするための仕組みを提供するため、ソフトウェア開発において重要な役割を担っています。プログラム開発において、IDLを使用することで、開発者はプログラムのインターフェースに関する情報を共有することができ、プログラムの相互運用性を高めることができます。
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