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SameSite属性とは?ウェブセキュリティの強化手段SameSite Cookieの基本概念を解説
同一サイト内でのCookie利用に関する制限を設けることで、ウェブサイトのセキュリティを向上させることができるSameSite属性。この記事では、SameSite属性が何であるか、どのように機能するか、そしてセキュリティ向上のための実践的な手法について詳しく解説します。
SameSite属性とは?
SameSite属性は、Cookieの送信先制御を行うための属性です。SameSite属性を適用することで、Cookieが同一サイト内からリクエストされた場合だけ送信されるようになります。同一サイト外からのリクエストでは、Cookieが送信されなくなるため、サイトのセキュリティが向上します。
SameSite属性の機能
SameSite属性には以下の機能があります。
・Strict:SameSite属性が設定されたCookieは、同一サイト内のリクエスト以外には一切送信されなくなります。
・Lax:SameSite属性が設定されたCookieは、外部ドメインからのリクエストに対しては送信されません。ただし、内部リンクを踏んだ場合や、外部サイトから埋め込まれた画像などのリソースを取得した場合には送信されます。
SameSite属性の導入方法
SameSite属性を適用するには、以下の手順が必要です。
1. サーバー側の設定
SameSite属性を有効にするには、サーバー側での設定が必要です。具体的には、Cookieを送信する際にSameSite属性を設定するようにプログラムを変更する必要があります。
2. クライアント側の対応
SameSite属性が設定されたCookieを利用するには、ブラウザのバージョンが対応している必要があります。現在、Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edgeなど、主要なブラウザがSameSite属性に対応しています。
まとめ
SameSite属性を設定することで、同一サイト内以外からのCookieの取得を制限することができます。セキュリティを向上させるためにも、SameSite属性の導入を検討してみることをお勧めします。
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