感熱紙(サーマルペーパー)とは?熱に反応して色が現れる紙の種類

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感熱紙(サーマルペーパー)とは?熱に反応して色が現れる紙の種類

感熱紙(サーマルペーパー)とは?

感熱紙とは、熱に反応する特殊な紙のことです。サーマルペーパーとも呼ばれ、一般的にはレシートやクレジットカードの明細書、タグラベル、医療用図表、電子レンジの食品袋、航空券、宅配便のラベルなどに使用されています。

感熱紙の仕組み

感熱紙は、熱に反応することで色が変化する仕組みを持っています。具体的には、感熱紙の表面に塗られた感熱顔料が熱を受けることで化学反応を起こし、色が変化します。この化学反応は熱エネルギーによって引き起こされるため、感熱紙は高温、高湿度の環境下では使用できません。また、保管期間が短いため、紙の保存には注意が必要です。

感熱紙の種類

感熱紙には、直線熱感熱紙、ダイレクト熱感熱紙、転写熱感熱紙の3種類があります。

・直線熱感熱紙
一般的なレシートに使用される感熱紙です。熱で直線的な線を描くため、ドットプリンターに適しています。

・ダイレクト熱感熱紙
バーコードラベルや医療用図表に使用される感熱紙で、熱で点の集合体を描くため、熱転写プリンターに適しています。

・転写熱感熱紙
タグラベルや宅配便のラベルに使用される感熱紙で、感熱顔料が付着したフィルムを熱を加えて載せることで、文字や画像を転写します。

まとめ

感熱紙は、熱に反応して色が現れる特殊な紙のことで、レシートやクレジットカードの明細書、タグラベル、医療用図表、電子レンジの食品袋、航空券、宅配便のラベルなどに使用されています。感熱紙には、直線熱感熱紙、ダイレクト熱感熱紙、転写熱感熱紙の3種類があり、それぞれ異なる用途に使用されています。ただし、高温、高湿度の環境下では使用できず、保管期間が短いため、紙の保存には注意が必要です。

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