TIA/EIA-485 RS-485とは?産業用通信規格の基本概念をわかりやすく解説
TIA/EIA-485とは?
TIA/EIA-485は、産業用通信規格の一つであり、複数のデバイスで信号をやりとりすることができるシリアル通信規格です。RS-485とも呼ばれます。TIA/EIA-485は、RS-232Cの後継規格として1998年に制定されました。主に、工業用制御、セキュリティシステム、オフィスビルをはじめとする様々な分野で利用されています。
RS-485の基本概念
RS-485は、2本の信号線を使って、複数のデバイスで信号をやりとりするシリアル通信規格です。1つの信号線は、データ伝送用であり、もう1つの信号線は、伝送されたデータの正負極性を制御するための信号線です。このため、RS-485は、長距離通信において、RS-232Cに比べて高速通信が可能であるとされています。
また、RS-485は、マスター・スレーブ方式で通信を行うことができます。マスターは、通信を開始するデバイスであり、スレーブは、マスターからの指示に従って通信を行うデバイスです。複数のスレーブが存在する場合でも、1つのマスターから指示を受けて通信を行うことができます。
まとめ
TIA/EIA-485 RS-485は、産業用通信規格の一つであり、2本の信号線を使って複数のデバイスで信号をやりとりすることができます。伝送速度が速く、長距離通信に適しているため、様々な分野で利用されています。マスター・スレーブ方式を採用しているため、複数のデバイスがあっても、1つのマスターから指示を受けて通信を行うことができます。
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