ユーザー網インターフェース(UNI)とは?通信技術の基本概念をわかりやすく解説します
ユーザー網インターフェース(UNI)とは、通信技術において、ユーザーとネットワークの境目にあるインターフェースのことを指します。つまり、私たちが普段使っているスマートフォンやパソコンと、インターネットとの接点にあたる部分です。UNIは、通信プロトコルによって規定されており、通信事業者間の接続にも重要な役割を果たしています。
UNIには、様々な用途があります。例えば、ISP(Internet Service Provider)が提供するブロードバンドサービスの場合、ユーザーがモデムを接続することでインターネットへアクセスすることができます。この場合、モデムとISPの接続部分がUNIにあたります。
また、企業や大学などが運営するイントラネットにおいても、UNIが重要な役割を果たします。例えば、社員用の専用ネットワークの場合、社員が利用するパソコンやタブレットと、社内ネットワークとの接続部分がUNIにあたります。このように、UNIは私たちの日常生活に身近なインターフェースの一つなのです。
UNIは通信技術における基本概念の一つでもあります。通信プロトコルの規定によってUNIの機能や規格が定められています。例えば、ITU-T(国際電気通信連合電気通信標準化セクター)が定めるUNIの規格には、ATM(Asynchronous Transfer Mode)やEthernetなどがあります。
以上のように、UNIは私たちの日常生活に欠かせない通信技術の一つであり、通信プロトコルによって規定された重要な概念でもあります。
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