UUID(汎用一意識別子)とは?データ管理の基本概念をわかりやすく解説

Explanation of IT Terms

UUIDとは?

UUIDとは、Universally Unique IDentifier(汎用一意識別子)の略称で、データ管理において用いられる一意の識別子のことです。

これは、名前やアドレスなどと同じく、人間が人や場所を識別するための識別子ではなく、コンピュータがデータを識別するための識別子です。UUIDを使用することにより、各データに一意の番号を割り当てることができ、複数のデータを一元管理する際に重複を避けられるため、データ管理の基本的な要素となっています。

UUIDの種類

UUIDには、いくつか種類があります。

・バージョン1:タイムスタンプやネットワークアダプタのMACアドレスをもとに生成される
・バージョン2:DCEセキュリティのための予約
・バージョン3:MD5ハッシュを用いて生成される
・バージョン4:ランダムに生成される
・バージョン5:SHA-1ハッシュを用いて生成される

このうち、一般的に使用されるのはバージョン1とバージョン4です。バージョン1は生成時のタイムスタンプが含まれているため、一定の時間後に同じUUIDが生成されることはありません。一方、バージョン4はランダムに生成されるため、一意性が高いという特徴があります。

UUIDの利用方法

UUIDは、様々な場面で使用されています。例えば、Webアプリケーションのセッション管理や、クライアント側のCookieの識別子として使用されることがあります。また、データベースのプライマリキーとして使用することもできます。

ただし、UUIDを使用する際にはいくつかデメリットもあります。一つは、UUIDが長いため、データベースの容量を圧迫することがある点です。また、ランダムに生成されたUUIDの場合、検索がしにくいため、インデックス作成についても注意が必要です。

まとめ

今回は、UUIDとは何か、種類や利用方法について解説しました。UUIDは、データ管理において非常に重要な役割を果たしているため、しっかりと理解しておくことが大切です。また、デメリットもあるため、使用する際には注意が必要です。

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