viとは?UNIX環境で使われるテキストエディタの基本概念を解説
はじめに
プログラマーやシステムエンジニアにとって、viは欠かせないツールの1つです。UNIXやLinuxの環境でよく利用されるviは、テキストエディタの中でも機能が豊富で、コマンドライン上での操作も可能です。本記事では、viの基本概念や使い方について解説していきます。
viの基本概念
viは、Visual Editorの略称で、Bill Joy氏によって開発されました。viは、画面上に表示されるテキストファイルを編集するためのテキストエディタです。viは、コマンドライン上で起動することができ、キーボードからの操作によって編集を行います。
viには、コマンドモード、インサートモード、ビジュアルモードの3つのモードがあります。コマンドモードでは、編集を行うためのコマンドを入力します。インサートモードでは、実際にテキストを編集することができます。ビジュアルモードでは、指定した範囲のテキストを選択することができます。
viの使い方
viを起動するには、ターミナル上で「vi ファイル名」と入力するだけです。viを起動すると、まずコマンドモードになります。iキーを押すことでインサートモードに移行し、実際に編集を行うことができます。エスケープキーを押すことで、再びコマンドモードに戻ることができます。
コマンドモードでは、以下のような基本コマンドを覚えておくと便利です。
– h: 左に移動
– j:下に移動
– k:上に移動
– l:右に移動
– x:カーソルがある場所の文字を削除
– dd:カーソルがある行を削除
– u:前の操作を取り消し
– :w:保存
– :wq:保存して終了
また、ビジュアルモードでは、以下のようなコマンドが利用できます。
– v:ビジュアルモードに移行
– y:選択した範囲のテキストをコピー
– d:選択した範囲のテキストを削除
– p:コピーしたテキストを貼り付け
まとめ
viは、UNIXやLinux環境でよく利用されるテキストエディタです。viには、コマンドモード、インサートモード、ビジュアルモードの3つのモードがあり、それぞれのモードで異なる操作を行うことができます。基本コマンドを覚えておくことで、効率的な編集を行うことができます。
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