VLSMとは?
VLSM(Variable Length Subnet Masking)とは、IPアドレスをサブネット化する際に、異なるサブネット間で異なるネットワークサイズを定義することができる技術です。つまり、1つのIPアドレスブロックを複数の異なるサイズのサブネットに分割することができます。
ネットワーク設計の基本概念
ネットワーク設計においては、IPアドレスブロックを適切に分割することが極めて重要となります。特に、大規模なネットワークシステムや企業内LANなどでは、IPアドレスを効率的に管理・割り当てるための技術が必要です。
IPアドレスの分割には、サブネットマスクを使用します。サブネットマスクとは、IPアドレスをどの部分までネットワークアドレスとして扱うかを表すビット長のことです。例えば、255.255.255.0というサブネットマスクは、最後の8ビットをホストアドレスに使うことを示しています。
VLSMでは、このサブネットマスクのビット長を、1つのIPアドレスブロック内で複数のサブネットに分割することができます。これにより、より効率的かつ柔軟なIPアドレスの管理・割り当てが可能となります。
まとめ
VLSMは、IPアドレスブロックをより効率的に管理するための技術です。適切にVLSMを使用することにより、IPアドレスの無駄な使用を抑え、ネットワークシステムの管理をより容易にすることができます。
参考記事
合わせて読みたい
【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版