vPC(virtual PortChannel)とは?ネットワークエンジニア必見の基本概念と活用法を解説

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vPCとは?

vPC(virtual PortChannel)とは、Ciscoが提供するネットワーク技術の一つで、スパニングツリーブリッジプロトコル(STP)に代わるレイヤ2の冗長性を提供する仕組みです。従来のSTPでは、ネットワーク上の一部のポートをブロックし、帯域幅を無駄にしていた問題がありましたが、vPCではポートチャネルを使い、両方の物理的スイッチにパケットを同時に伝送することが可能になります。

vPCの活用法

vPCは、ネットワーク冗長性に優れ、障害回復時間を短縮することができるため、データセンター内での利用が主流となっています。例えば、データセンターレイヤ2スイッチの冗長化や、サーバーの冗長化などが挙げられます。また、vPCを利用することで、従来のSTPによって遮断されていた帯域幅を有効活用することができ、ネットワークの効率的な利用が可能になります。

vPCの設定方法

vPCを設定するためには、まず、vPCドメインIDを定義する必要があります。次に、vPC peer-linkを設定し、両方の物理的スイッチを接続します。その後、vPCポートチャネルを設定し、各ポートチャネルに対応する物理的ポートを選択します。最後に、vPCを有効化し、vPC環境の構築が完了します。

以上が、vPCの基本概念と活用法、設定方法についての解説でした。vPCは、データセンターなどでの利用が多い技術ですが、効率的なネットワーク構築に欠かせない重要な技術の一つとなっています。

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