Winny(ウィニー)とは?P2Pファイル共有の基本概念と歴史を詳しく解説

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Winny(ウィニー)とは?P2Pファイル共有の基本概念と歴史を詳しく解説

Winnyとは?

Winny(ウィニー)は、2002年に開発された日本のP2Pファイル共有ソフトウェアです。Winnyは、『WinNY Project』によって開発され、日本のフリーソフトウェアとして公開されました。Winnyは、オープンソースではなく、クローズドソースのソフトウェアであり、利用者は一定のルールに従い、ファイルの共有を行います。

P2Pファイル共有とは?

P2Pファイル共有は、Peer to Peer(ピア・ツー・ピア)ネットワーク上でファイルの共有を行う技術のことです。P2Pファイル共有技術では、ネットワークに接続している複数のコンピューターが、相互にファイルを転送しあい、共有することができます。この技術により、一つの中央サーバーがダウンすると全てのファイルのダウンロードができなくなるという問題が解消されます。

Winnyの歴史

Winnyは、2002年に開発され、同年11月に公開されました。当初は、専門的な分野での利用が主でしたが、徐々に一般向けにも普及するようになりました。しかし、2003年には、Winnyを使った違法ファイルのアップロード・ダウンロードが問題視され、警察当局による摘発が始まりました。このため、Winnyの使用者は減少し、運用が難しくなりました。

まとめ

Winnyは、P2Pファイル共有技術に基づき開発され、日本国内で広く利用されました。しかし、違法なファイルのやりとりが問題視され、摘発の対象となったため、一時期は使用が難しくなってしまったソフトウェアです。今後、よりセキュリティの高いP2Pファイル共有技術の開発が期待されます。

参考記事

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