無線給電とは?
無線給電とは、電力を配線やケーブルなどを使わずに、電磁波を利用してエネルギーを送信する技術です。スマホやタブレット、ウェアラブル端末などの携帯デバイスの充電に利用されています。
基本概念
無線給電の基本概念は、電磁波を使ってエネルギーを送信することです。送信側にあるコイルから発生する電磁波は、受信側にあるコイルによって受信され、そのエネルギーを使って充電が行われます。この際、送信側と受信側のコイルは、一定の距離内であれば電力伝送が可能です。
技術の種類
現在、主に利用されている無線給電技術は、以下の3種類です。
Qi規格
Qi規格は、スマホやタブレットの充電に広く利用されている技術です。Qi規格に対応した端末を充電パッドに置くことで充電ができます。
リゾナント方式
リゾナント方式は、コイルの共振周波数を合わせることで、電力伝送効率を高める技術です。Qi規格よりも長距離での電力伝送が可能です。
ビームフォーミング
ビームフォーミングは、電磁波を束ねることで距離や障害物を超えて送信することができる技術です。高速の充電が可能ですが、機器の位置や向きに制限があります。
まとめ
今回は、無線給電についての基本的な概念と、現在主に利用されている3つの技術について紹介しました。スマホなどの携帯デバイスの充電に利用されているこの技術は、狭い距離内であれば配線不要での充電が可能で、利便性の高い技術の一つとなっています。
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