WPS(Wi-Fi Protected Setup)とは?~ワイヤレスネットワークの安全性向上の基本概念を解説~

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WPSとは?

WPSとは、Wi-Fi Protected Setupの略で、無線LAN接続をより簡単に設定するための機能です。WPSを利用することで、パスワードを入力する手間が省け、誰でも簡単にWi-Fi接続を設定することができます。しかし、WPSの利用にあたっては、悪意ある第三者による不正アクセスのリスクも存在しています。

WPSの仕組み

WPSは、2つの主要な方法で接続を設定します。1つ目は、PIN(Personal Identification Number)を使った方法です。これは、ネットワークに接続するために必要な数字のコードで、ルーターに印刷されています。2つ目は、PBC(Push Button Configuration)と呼ばれる方法で、ルーター上のボタンを押すことで、接続が可能になります。

WPSの脆弱性と注意点

WPSには、不正アクセスの可能性がある脆弱性が存在します。これは、PINを推測することによって、誰でもルーターに接続することができるようになってしまうという問題があります。また、WPSを無効にすることで、不正アクセスのリスクを回避することができます。

ただし、WPSを無効にしてしまうと、Wi-Fi接続の設定が煩雑になってしまうこともあります。そのため、WPSを利用する際には、セキュリティ強化に努めることが重要です。

まとめ

WPSは、無線LAN接続をより簡単に設定するための機能ですが、不正アクセスのリスクがあるため、利用にあたっては注意が必要です。PINの推測や不正なアクセスを防ぐために、WPSを無効にすることも検討してみると良いでしょう。

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