X-ON/X-OFFフロー制御とは?データ通信の基本概念をわかりやすく解説
X-ON/X-OFFフロー制御とは?
X-ON/X-OFFフロー制御は、データ通信において送信側と受信側の速度のズレを調整する方法の一つです。送信側が一定量のデータを送信すると、受信側からの受け取り完了のシグナルを待ってから、また次のデータを送信するという方法です。
X-ON/X-OFFフロー制御は、特にシリアル通信においてよく使われます。例えば、コンピュータとプリンタがデータ通信を行う場合、コンピュータがデータを送信する速度と、プリンタがデータを受信する速度にはズレが生じることがあります。その際に、プリンタがデータを処理しきれずにデータの欠落が発生する可能性があるため、X-ON/X-OFFフロー制御によって送信速度を調整することが重要となります。
データ通信の基本概念とは?
データ通信とは、データをある場所から別の場所に転送することです。例えば、コンピュータやスマートフォンからのインターネット接続や、ローカルネットワーク内でのファイル共有などが該当します。
データ通信においては、送信データと受信データの通信速度が異なることがあります。この場合に、データが欠落することがないように、送信側と受信側で速度を調整する必要があります。そのために用いられるのが、上記で説明したX-ON/X-OFFフロー制御になります。
また、データ通信の際には、通信プロトコルと呼ばれる通信ルールによってデータの転送方法が規定されています。代表的な通信プロトコルには、TCP/IPやHTTPなどがあります。
まとめ
X-ON/X-OFFフロー制御は、データ通信において送信側と受信側の速度のズレを調整する方法の一つであり、シリアル通信においてよく利用されます。また、データ通信においては、通信プロトコルに基づいてデータの転送方法が規定されているため、通信においてはこの点にも注意する必要があります。
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