YAMLとは?データ構造を簡潔に記述するための基本概念を解説

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YAMLとは?

YAMLは、「YAML Ain’t Markup Language」の略であり、マークアップ言語ではなく、データ構造を簡潔に表現するための構文記述言語です。開発者の間で、JSONやXMLと同じように構造化されたデータを表現するために広く使用されています。

YAMLの基本概念

YAMLは、構造化されたデータを表現する際に使用できるいくつかの基本概念を持っています。以下に示すのは、YAMLで使われる主要な基本概念です。

  • キーと値:YAMLでは、データを識別するためにキーを使用し、値をキーに関連付けます。
  • マッピング:キーと値のペアを複数持つデータ構造を表現するための方法です。Pythonの辞書型に似ています。
  • シーケンス:複数の値を持つリストや配列のようなデータ構造を表現するための方法です。
  • スカラー:YAMLで使用されるデータの最も単純な形式です。文字列、真偽値、数値などがあります。

YAMLの利点

YAMLは、JSONやXMLよりも読みやすく、書きやすいという利点があります。YAMLの表現方法は、人間が自然な言語で考えることに似ており、コードの可読性を高めます。また、YAMLはデータを表現するための最小限の構文を持っているため、XMLよりも少ない記述量で同じデータを表現できます。

まとめ

YAMLは、構造化されたデータを表現するための簡潔で人間にとって読みやすい構文記述言語です。主要な基本概念は、キーと値、マッピング、シーケンス、スカラーです。YAMLは、JSONやXMLよりも読み書きが簡単であるため、データを表現する場合に便利なツールとして使用されています。

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