CONNECTメソッド (HTTP CONNECT)とは?
CONNECTメソッドは、HTTP/1.1で定義されたプロキシ接続方式の1つです。このメソッドを使用することで、HTTPプロトコルを使用して、プロキシサーバーを経由して、TLSプロトコル(SSLと同じセキュリティプロトコル)を使用して、遠隔地のWebサーバーに直接接続することができます。これにより、セキュアな通信が可能になります。
CONNECTメソッドの使用方法
CONNECTメソッドの使用方法は、以下のようになります。
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CONNECT example.com:443 HTTP/1.1
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このリクエストをプロキシサーバーに送信することで、プロキシサーバーを経由してexample.comのポート443に直接接続することができます。このような接続方式は、TLSを使用したセキュアな通信が必要な場合に利用されます。
CONNECTメソッドの使用例
CONNECTメソッドは、主にファイアウォールの内側にあるクライアントが、外部のセキュアなWebサーバーと直接通信するために使用されます。以下は、ブラウザを使用してSecure Sockets Layer (SSL)を使用してWebサイトにアクセスする場合のCONNECTメソッドの使用例です。
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CONNECT www.example.com:443 HTTP/1.1
Host: www.example.com
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このように、CONNECTメソッドを使用することで、プロキシサーバーを経由してセキュアなWebサイトに直接アクセスすることができます。
CONNECTメソッドの利点
CONNECTメソッドの最大の利点は、セキュアな通信を行うことができる点です。プロキシサーバーを経由して、遠隔地のWebサーバーに直接接続することができるため、中間者攻撃のリスクを低減できます。さらに、プロキシサーバーを経由して接続することにより、セキュリティポリシーの適用など、セキュリティ面での強化が可能になります。
まとめ
CONNECTメソッドは、HTTP/1.1で定義されたプロキシ接続方式の1つであり、セキュアな通信を行うことができるため、ファイアウォール内側のクライアントが安全に外部のWebサーバーと通信するために使用されます。プロキシサーバーを経由することにより、中間者攻撃のリスクを低減でき、セキュリティポリシーの適用も可能になります。
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