Data Access Objectの役割:データベースとアプリケーションのやり取りを行うオブジェクト

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Data Access Objectとは?

Data Access Object(以下、DAO)とは、オブジェクト指向プログラミングにおいて、データベースとアプリケーション間のやり取りを行うためのオブジェクトです。具体的には、データベースに対するCRUD(Create, Read, Update, Delete)操作を抽象化し、アプリケーションから簡単に呼び出せるようにします。DAOを導入することで、データベースとのやりとりのコードがアプリケーションのビジネスロジックから分離され、保守性や拡張性が向上します。

DAOの役割

DAOの役割は、以下のようにまとめられます。

1. データベースとアプリケーションの仲介役をする

DAOは、データベースとアプリケーションの間に入り、データベースからデータを取得したり、データベースにデータを保存したりする役割を担います。アプリケーション開発者は、この仲介役があることで、データベースの詳細を知ることなく、コードを書くことができます。

2. CRUD操作を抽象化する

DAOは、データベースに対するCRUD操作を抽象化するためのインタフェースを提供します。このインタフェースは、ビジネスロジックとデータベース操作を分離し、アプリケーションの保守性や拡張性を向上させる効果があります。

3. データの永続化を行う

DAOは、データの永続化を行うための責任を持ちます。データベースに対する操作を行うことで、アプリケーションの状態を永続化することができます。また、トランザクションの制御などもDAOが担当することがあります。

まとめ

DAOは、データベースとアプリケーションの仲介役として、CRUD操作の抽象化、データの永続化などを行います。プロの開発者として、DAOを正しく理解し、適切に利用することで、保守性や拡張性が向上する効果が期待できます。

参考記事

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