ターミネータ(終端抵抗)とは?ネットワークの信号品質維持を解説

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ターミネータ(終端抵抗)とは?

ターミネータ、または終端抵抗は、ネットワーク・ケーブルの末端に存在する抵抗器です。これは、ネットワーク上に存在する信号の反射を防ぎ、信号品質を維持するために必要です。

ネットワーク上の信号は、送信元からケーブルを通じて受信元に届くまでに多くの障害が存在します。これらの障害により、信号は反射し、ノイズや歪みが発生し、信号品質が低下します。そのため、ネットワーク上にはターミネータによる終端抵抗が必要となります。

ターミネータの仕組み

ターミネータは、ネットワーク・ケーブルの末端に取り付けられた抵抗器です。これにより、信号がケーブルの末端で反射して戻ってくることを防ぎ、信号品質を維持することができます。

ターミネータがない場合、信号はケーブルの末端で反射して戻ってきてしまうため、送信元で発生した信号と反射した信号が干渉し、ノイズや歪みが発生します。その結果、信号品質が低下し、ネットワークの性能が悪化してしまいます。

ターミネータの重要性

ターミネータは、ネットワーク上の信号品質を維持するために欠かせない存在です。特に、長距離のネットワーク・ケーブルや高速ネットワークでは、ターミネータがないと信号品質が著しく低下してしまいます。

また、ターミネータは、ネットワークの種類に応じて選定する必要があります。例えば、イーサネットの場合は、100Ωの抵抗器が必要です。

まとめ

ターミネータは、ネットワーク・ケーブルの末端に存在する抵抗器であり、信号品質を維持するために必要な存在です。ネットワーク上の信号品質を維持するために、ターミネータの設置は必須であり、ネットワークの性能向上にもつながります。

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