確認応答(ACK)とは?- 通信プロトコルにおけるデータ受信の確認方法を解説

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確認応答とは?

確認応答(ACK)は、通信プロトコルにおけるデータ受信の確認方法の一つです。送信側がデータを送信すると、受信側はそのデータを受信したことを確認するために、ACKパケットを送信側に送り返します。

ACKパケットは、送信されたデータのシーケンス番号と受信完了を示すフラグが含まれています。送信側は、ACKパケットを受信することで、送信したデータが正常に受信されたことが確認できます。

確認応答の仕組み

確認応答の仕組みは、TCPプロトコルで広く使用されています。TCPプロトコルでは、データ送信時にセグメントと呼ばれる小さなパケットに分割され、それぞれにシーケンス番号が割り当てられます。受信側は、シーケンス番号をチェックして、パケットの順序を正しく復元します。

送信側は、データを送信する前に、受信側の準備ができているかどうかを確認するために、SYNパケットを送信します。受信側は、SYNパケットを受信して、自分が準備できていることを示すSYN-ACKパケットを送信します。送信側は、SYN-ACKパケットを受信した後、ACKパケットを返信して、通信を開始します。

送信側は、データを送信するたびに、ACKパケットを受信するまで待機します。ACKパケットが受信されたら、次のデータを送信します。この方法により、データの並び順が正確に保たれ、データの欠落や重複を防ぐことができます。

確認応答の重要性

確認応答は、通信プロトコルにおいて非常に重要な役割を担っています。データの欠落や重複は、通信エラーの原因となり、通信速度を低下させます。確認応答によって、データの正確性を保証し、通信品質を向上させることができます。

また、確認応答によって、通信遅延やネットワークの混雑を検出することができます。これにより、ネットワークのトラブルを早期に検出して、迅速に対処することができます。

まとめ

確認応答(ACK)は、通信プロトコルにおけるデータ受信の確認方法の一つであり、TCPプロトコルで広く使用されています。確認応答によって、データの正確性を保証し、通信品質を向上させることができます。また、確認応答によって、ネットワークのトラブルを早期に検出して、迅速に対処することができます。

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