無名パイプとは?データ通信の基本概念を親切に解説
無名パイプとは?
まずはじめに、無名パイプとは何かをご説明します。
無名パイプは、プログラムの標準入力と標準出力をつなぐ、仮想的なファイルのようなものです。
具体的には、あるプログラムの標準出力を別のプログラムの標準入力に接続することで、データの流れをつなげることができます。
このようにして、複数のプログラムを繋ぎ合わせることができるのです。
無名パイプの使い方
無名パイプを使うことで、様々な処理を効率的に行うことができます。
例えば、あるファイルの中から特定の文字列を抽出する場合、grepコマンドを使うことがあります。
この場合、以下のようなコマンドを実行します。
“`
$ grep “検索したい文字列” ファイル名
“`
ここで、ファイル名に「-」を指定することで、grepコマンドの標準入力からデータを受け取ることができます。
つまり、以下のようなコマンドを実行することができます。
“`
$ cat ファイル名 | grep “検索したい文字列”
“`
ここで使われている「|」は、パイプを表しています。
つまり、catコマンドの標準出力をgrepコマンドの標準入力に繋げているわけです。
まとめ
無名パイプは、プログラムの標準入力と標準出力を接続する仮想的なファイルのようなものです。
複数のプログラムを繋ぎ合わせることで、データの流れをつなげることができます。
無名パイプを使うことで、データ処理を効率的に行うことができます。
是非、ご自身のプログラミングにも取り入れてみてください。
参考記事
合わせて読みたい
【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版