外部変数(external variable)とは?- プログラムのスコープを理解する

Explanation of IT Terms

外部変数とは?

プログラムのスコープを理解するために、外部変数について知っておく必要があります。外部変数とは、プログラムのグローバルスコープで宣言された変数で、関数の外からアクセス可能な変数のことを指します。外部変数は、複数の関数からアクセスすることができ、その値を変更することができます。

例えば、以下のようなプログラムがあるとします。

“`c
#include

int global_var = 10;

void func1() {
global_var++;
}

void func2() {
printf(“global_var: %d”, global_var);
}

int main() {
func1();
func2();
return 0;
}
“`

このプログラムでは、グローバルスコープで宣言された`global_var`が外部変数として使用されています。`func1`関数では、`global_var`の値をインクリメントし、`func2`関数では`global_var`の値を出力しています。`main`関数では、`func1`と`func2`を順番に呼び出しています。結果として、`global_var`の値が11になり、`func2`関数によって11が出力されます。

外部変数の注意点

外部変数は、グローバルスコープで宣言されているため、プログラム全体で使用される変数となります。そのため、以下のような注意点があります。

– 大規模なプログラムでは、外部変数が多くなり、プログラムの見通しが悪くなる可能性があります。
– 複数の関数からアクセスされるため、予期せぬバグが発生する可能性があります。例えば、複数の関数で同じ外部変数を書き換える場合、どの関数が変更したのか分かりにくくなります。
– 外部変数の値が変更されるため、関数の戻り値や引数として使用する場合、その値が変化する可能性があります。

以上のような注意点があるため、できるだけ外部変数を使用しないようにすることが良いプログラミングの習慣と言えます。

まとめ

外部変数は、プログラムのグローバルスコープで宣言された変数で、複数の関数からアクセスすることができます。しかし、大規模なプログラムでは使わず、変数の変更履歴を追跡できるよう、関数内で定義された局所変数を使用することが望ましいです。

参考記事

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