制御パステストとは?
制御パステストは、ソフトウェアのテスト手法の一つで、プログラムの制御フローを基にしてテストケースを作成する手法です。プログラムの内部的な制御構造を「制御フローグラフ」として表現し、それに基づいてテストケースを作成していくのが特徴です。
制御パステストは、プログラムのどの部分が実行されたのかを正確に把握できるため、テストケースの網羅性が高く、バグの検出率が高いというメリットがあります。しかし、制御フローグラフの作成に若干の手間がかかるため、手法の習得には時間がかかるというデメリットもあります。
制御パステストの手順
制御パステストを行う手順は、以下の通りです。
1. プログラムの制御フローグラフを作成する
2. 制御フローグラフから、実行可能なパスを決定する
3. 実行可能なパスに対するテストケースを作成する
4. 作成したテストケースを実行する
制御フローグラフを作成する際には、プログラムの各制御構造(条件分岐、ループ、例外処理など)を明確に把握し、グラフとして可視化する必要があります。その後、実行可能なパスを決定し、それに対するテストケースを作成します。
制御パステストの利用例
制御パステストは、ソフトウェア開発における品質管理の一環として利用されます。プログラムのバグ検出率を高めるために、制御フローグラフを作成し、テストケースを作成・実行して、プログラムの動作を確認していくのが一般的です。
また、制御パステストは、ISO/IEC 12207において、ソフトウェアテストの一分野として規定されています。これにより、ソフトウェア開発において必要な品質管理の手法の一つとして、広く認知されています。
まとめ
制御パステストは、プログラムの制御フローグラフを基にしたテスト手法で、テストケースの網羅性が高く、バグの検出率が高いというメリットがあります。しかし、制御フローグラフの作成には手間がかかるため、手法の習得には時間がかかるというデメリットもあります。制御パステストは、ISO/IEC 12207において、ソフトウェアテストの一分野として規定されており、ソフトウェア開発において必要な品質管理の手法の一つとして、広く認知されています。
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