ECMAScriptとは? – JavaScriptの標準仕様であるECMAScriptの説明とバージョンの違い

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ECMAScriptとは? – JavaScriptの標準仕様であるECMAScriptの説明とバージョンの違い

ECMAScriptとは?

ECMAScriptとは、JavaScriptの標準仕様であり、略して「ES」とも呼ばれます。JavaScriptは、Web開発に欠かせないプログラミング言語ですが、その仕様は各ブラウザごとに異なるため、Web開発者はブラウザごとに異なるJavaScriptの仕様に合わせたコーディングをしなければなりませんでした。そこで、ECMAScriptが策定され、Web開発者が同じJavaScriptのコードを異なるブラウザで問題なく動作させることができるようになりました。

ECMAScriptのバージョンの違い

ECMAScriptには、2005年に策定されたECMAScript 3、2009年に策定されたECMAScript 5、2015年に策定されたECMAScript 2015(ES6)など、いくつかのバージョンが存在します。新しいバージョンが策定されるたびに、JavaScriptの機能が拡張され、より高度な開発が可能になっています。

具体的に、ECMAScript 5ではstrictモードが導入され、エラーの厳密なチェックが行われるようになったり、JSONオブジェクトが標準化されたりしました。ECMAScript 2015では、クラスやアロー関数、letやconstなどの変数宣言方法が導入され、よりオブジェクト指向的なプログラミングが可能になりました。

まとめ

ECMAScriptは、JavaScriptの標準仕様であり、Web開発者にとって欠かせない存在です。また、新しいバージョンが策定されるたびに、JavaScriptの機能が拡張され、より高度な開発が可能になっています。JavaScriptを学ぶ上で、ECMAScriptの理解は必須です。

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