イニシャルプログラムローダ(IPL)とは?システム起動の基本概念を解説

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イニシャルプログラムローダ(IPL)とは?システム起動の基本概念を解説

コンピュータやスマートフォンなどの電子機器を使う上で欠かせないのが、システムの起動です。しかし、その具体的な仕組みについてはあまり知られていません。そこで今回は、システム起動の基本概念である「イニシャルプログラムローダ(IPL)」について解説します。

イニシャルプログラムローダ(IPL)とは?

IPLとは、日本語で「初期プログラムローダ」と呼ばれ、コンピュータやスマートフォンなどが起動する際に最初に実行されるプログラムのことを指します。システム起動時には、ハードウェアからIPLへの制御が移り、IPLは次に実行するプログラムを指定します。このようにして、システムは順次起動していくのです。

システム起動時の流れ

システム起動時には、以下のような流れがあります。

1. 電源投入

コンピュータやスマートフォンなどの電子機器の電源を投入します。

2. ファームウェア

電源が投入されると、ファームウェアが実行されます。ファームウェアとは、ハードウェアを制御するためのソフトウェアで、ハードウェアに実装されています。

3. IPL

ファームウェアから制御が移ると、IPLが実行されます。IPLは、システム起動に必要な初期化プログラムを読み込み、実行します。

4. OS起動

IPLが初期化プログラムを読み込み、実行すると、次にOSが起動します。

5. アプリケーション起動

OSが起動すると、アプリケーションが起動します。これにより、システムが利用可能になります。

まとめ

以上、イニシャルプログラムローダ(IPL)とシステム起動時の基本的な流れについて解説しました。IPLは、システム起動時に欠かせないプログラムであり、その動作によりシステムが正常に起動することができます。この記事を参考に、より深くコンピュータやスマートフォンなどのシステムについて理解してみてください。

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