IPフォワーディングとは?ネットワーク通信の基本概念を紹介
IPフォワーディングとは、ネットワーク通信において重要な役割を果たす概念の一つです。ネットワーク通信においては、複数の機器がデータをやりとりするため、正しくデータを転送することが必要です。その際に、IPフォワーディングが重要となります。
IPフォワーディングの概要
IPフォワーディングとは、ネットワーク通信において、データパケットを送信先へ正しく転送するために行われる処理のことです。IPアドレスというネットワーク上での住所を持つ各機器にデータパケットを送信するためには、正しい送信先のIPアドレスを知る必要があります。そこで、IPフォワーディングが行われ、送信元の機器から送信されたデータパケットが正しい送信先へ転送されます。
IPフォワーディングの種類
IPフォワーディングには、ルーティングとスイッチングの2つの種類があります。
- ルーティング
ルーティングは、ネットワーク上の複数の経路から、目的のIPアドレスへ最も適した経路を選択する処理です。IPアドレスの情報をもとに、目的のIPアドレスまでのネットワーク上でのルートを決定し、データパケットを送信します。 - スイッチング
スイッチングは、同一ネットワーク上でのデータ転送を行うための処理です。接続された機器同士が、MACアドレスという物理的な住所を持つことで、データパケットを送信先へ正しく転送します。
まとめ
IPフォワーディングは、ネットワーク通信において必要不可欠な処理です。ルーティングとスイッチングの2つの種類があり、IPアドレスやMACアドレスなどをもとに、データパケットを正しい送信先へ転送します。ネットワーク通信において、IPフォワーディングの理解は欠かせません。
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