IrDA(Infrared Data Association)とは?赤外線通信規格の基本概念を紹介

Explanation of IT Terms

IrDAとは?

IrDA(Infrared Data Association)とは、赤外線通信規格のことです。この規格は、異なるメーカーが製造した機器同士がデータのやり取りを行うための標準化された方法を提供することを目的としています。IrDAは、携帯電話、タブレット、PCなどの機器間で、短距離のデータ転送を容易にすることができます。

赤外線通信の基本概念

赤外線通信は、電波とは異なり、光の一種である赤外線を使用します。この光は、通常の目では見ることができませんが、特別な検出器を使うことで赤外線の存在を検知することができます。

IrDAは、この赤外線を使った通信を規格化し、短距離通信に最適化されています。IrDAは、周波数帯の競合を避けるため、使用する周波数帯域を制限しています。また、送信機と受信機が正確に合致するよう、角度のずれがないように設計されています。

IrDAの利点

  • 高速である:IrDAは、高速な通信を実現することができます。最近のIrDAのバージョンでは、1秒間に4Mbpsのデータ転送が可能です。
  • セキュリティが高い:IrDAは暗号化されたデータのやり取りをサポートしており、ユーザーがデバイスを認証する必要があるため、セキュリティが高いです。
  • 省電力である:IrDAは、機器の使用温度に影響を受けず、省電力であるため、バッテリーの消費を抑えることができます。

まとめ

IrDAは、異なるメーカーの機器同士が短距離でデータをやりとりするための赤外線通信規格です。赤外線通信の基本的な概念を理解することで、IrDAがどのように機能するかを理解することができます。IrDAは、高速で、セキュリティが高く、省エネであるため、多くの機器で使用されています。

参考記事

参考サイト

合わせて読みたい

【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版