JBODとは? – ストレージソリューションの基本概念をわかりやすく解説
JBOD(Just a Bunch Of Disks)とは、複数の物理ディスクを組み合わせて、1つの大容量ストレージとして利用する方法です。JBODは、RAID(Redundant Array of Independent Disks)やNAS(Network Attached Storage)と異なり、データ保護や冗長性を提供することはできません。したがって、JBODは比較的安価かつ簡単なストレージソリューションとして利用されます。
JBODの構成
JBODの構成は非常に単純で、いくつかの物理ディスクを接続したものです。JBODに接続されたディスクは、それぞれ独立しているため、個別にアクセスすることができます。これにより、1つのディスクに問題があっても他のディスクに影響を与えることなく、残りのディスクは引き続き利用できるという利点があります。
JBODの利点
JBODの最大の利点は、単純で安価なストレージソリューションであることです。物理ディスクを接続するだけで構成でき、RAIDやNASなどよりも初期投資が低く、セットアップも簡単です。
また、JBODはデータの冗長性を提供しないため、ストレージの効率が高くなります。RAIDやNASでは、ディスクの容量の一部が冗長性のために使用されるため、実際に利用可能なストレージ容量が減少してしまいます。一方、JBODでは、全てのディスクが利用可能なストレージ容量として活用されるため、ストレージの効率がよくなるというメリットがあります。
JBODの欠点
JBODの最大の欠点は、データ保護や冗長性を提供しないため、1つのディスクに故障が発生した場合、全てのデータが失われる可能性があることです。また、JBODは拡張性に欠けるため、より大きなストレージ容量を必要とする場合には、物理ディスクを入れ替えるなどの手間が必要になります。
まとめ
JBODは、複数の物理ディスクを組み合わせた単純なストレージソリューションであることがわかります。JBODは、データ保護や冗長性を提供することはできませんが、より効率的なストレージ容量を提供することができます。ただし、故障やストレージ容量の拡張に関しては十分に注意する必要があります。
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